PDP前面のフィルタ技術
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プラズマディスプレイの最前部には、モジュールの保護、ネオン色のカット、電磁波や近赤外光の遮蔽、外光の映り込み(プラズマの弱点)の防止、それに色再現性やコントラストの調節などを目的としたフィルタがあります。
三井化学は2001年4月、多層スパッタリングにより製造される透明導電フィルムに、独自の機能性色素を組み合せたPDPフィルタの事業化を発表しました。
現在、フィルトップという名称で商品化しています。
当初はガラスと一体になった形で供給していましたが、2004年10月からはフィルムのみのタイプも始め、合わせて年間で150万枚の生産設備を整えています。
旭硝子は2002年5月、強化ガラスの前面に電磁波や赤外線のカットフィルムを張り、さらにその全体を反射防止フィルム「アークトップ」ではさんだ、厚さ約3ミリのフィルタ・ガラスの製造設備増強を発表しました。
月産8万枚が可能になるということです。
三菱化学は2003年11月、独自色素技術により、蛍光灯の下や自然光などの明るい場所でのコントラストを改善したガラス一体型のフィルタを開発し、すでに大手電機メーカーに採用されたと発表しています。
ブリヂストンは2004年3月、3層のフィルムのみからなるフィルタを、世界で初めて量産化することに成功したと発表しました。
月産10万枚の設備を構築するということです。
富士写真フイルムは2005年5月、透明フィルムの上に銀塩(従来の写真の感光材料)による微細なメッシュパターンを自在に形成することで、電磁波シールド性と透過性とに優れた電磁波シールドフィルムを開発したと発表しました。
例えば一辺が285マイクロメートルの格子状などが可能です。
ロールフィルム形態で供給可能なため、パネルの反射防止加工など、さらなる複合化も容易に行えるということです。
2006年から本格的な事業展開を目指すということです。
住友大阪セメントは2005年10月、1枚のポリエチレンテレフタレート・フィルム構造を持つPDP用直貼光学フィルタ「クリアラスF-Filter(Hybrid-4)」を開発したと発表しました。
ポリエチレンテレフタレートはPETボトルでおなじみのプラスチックです。
フィルムの表面に反射防止(AR)、裏面に電磁波遮蔽(EMS)層である金属メッシュが形成され、さらにネオンカット、近赤外線遮蔽(NIRA)機能および色調調整機能を有する粘着剤を金属メッシュ面に付与しています。
厚さは約140ミクロン(保護フィルム、セパレーターフィルムを除く)で、従来の同社のガラスレス直貼光学フィルタと比較して約50%の薄型化を実現しました。
重量も同程度下がりました。
価格も当面は一枚70ドル、近い将来には50ドルを目指すということです。
大日本印刷は2005年12月、光の映り込みを低下させたプラズマテレビ向け新型表面フィルムを開発したと発表しました。
2006年3月より量産を開始します。
従来から用いられていたPETフィルムに対して、表面に特殊な樹脂を塗布したもので、塗布膜の表面形状を精密にコントロールすることにより、光の映り込みを抑え、また画像を色鮮やかかつシャープにしました。
樹脂は硬度が高くて汚れが付きにくいという特徴を持ち、光学フィルターはガラスタイプでもフィルムタイプでもOKです。
光学フィルターメーカー各社に供給するということです。
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